歯科医療の指針
①虫歯や歯周病を治療し、口腔衛生を維持する
まずは基本となる部分です。
虫歯は徹底的に取り除き、再発しないよう丁寧に治療します。歯周病もあわせて対応し、歯ぐきの健康を回復します。
治療後は定期検診で、よい状態を維持していきます。
② 口腔内組織の抵抗力を高め、維持する
フッ素洗口で歯質を強化し、虫歯に負けない健康な歯を作ります。予防措置も大切です。
③ 口腔内の力のバランスを整え、維持する
丁寧に噛み合わせを調整し、口腔内に適切な力が働くようにします。一人ひとりの口腔環境にきちんと向き合い、力のバランスを整えていきます。
④ 周囲の人に見える口元を魅力的に保つ
自然な笑顔や口元の美しさは、健康な歯と歯ぐきから生まれます。
自信を持って笑える口元をつくります。
精密治療を支える当院の技術
精密な治療は、器具や設備だけでなく、術者自身の姿勢や身体の安定、そして視野と手元を同時に扱う操作技術がそろってはじめて成り立ちます。
当院では、固有感覚に基づく診療姿勢(pd診療)と、「見ながら削る」ための二刀流の技術、この二つを治療の基盤としています。
固有感覚は姿勢や動きの安定に関わる感覚で、年齢とともに変化し、転びやすさとして気づかれることがあります。
pd診療とは?
proprioceptive derivation:
固有感覚に基づく姿勢認知を使った診療です。
これはすべての人に備わった感覚で、私たちも日常で無意識に使っています。たとえば美しい文字を書くときや包丁を扱うとき、自然と姿勢を整え、手の動きを安定させる―
これがpdです。
この感覚を治療に応用し、姿勢を整え、器具を持つ指先を安定させることで、繊細でブレのない治療を実現します。専門的な知識と継続的な修練が必要な、高度な技術です。
「見ながら削る」技術
~歯科の二刀流~
口の中は暗くて狭く、直視だけでは見えにくい部分が多くあります。
そこで活躍するのが歯科ミラー。ですが、上下左右が逆に映る、水滴や曇りが出るなど、扱いには高度な技術が求められます。
左手でミラーを操作する鏡視と、右手で器具を扱う操作――
この二つを同時に連動させるのが、歯科における“二刀流”です。
当院では、pd論理に基づいた診療姿勢をベースに、二刀流の技術を駆使しています。
視野と手元を同時に制御することで、見落としのない、正確な治療が可能になります。
この“二刀流”の技術は一見当たり前のようでいて、実際にはミラーを十分に使いこなせず、手元だけに頼った“一刀流”の治療にとどまっているケースも少なくありません。
治療の「見える化」
すべての患者さんと、治療前から治療後までの流れを写真やレントゲンで確認しながら進めます。
患者さんご自身の目で変化を確認できるため、納得して治療を受けていただけます。
また、治療の必要性や選択肢をしっかりご説明し、患者さんの意思を尊重して無理な提案はいたしません。

